肩の痛みと動かしにくさの原因「腱板断裂」
「肩に力が入らない」
「腕を上げようとすると痛みが出る」
「夜、肩の痛みで目が覚める」
このような症状がある場合、
腱板断裂が関係している可能性があります。
腱板は、肩関節を安定させ、
腕を動かすために重要な筋肉と腱の集まりです。
その腱板が傷ついたり切れてしまうことで、
痛みや筋力低下、可動域制限が起こります。
腱板断裂の症状
腱板断裂では、次のような症状がみられます。
- 肩の痛み、特に動かした時の痛み
- 腕を上げにくい、途中で落ちてしまう
- 肩に力が入りにくい
- 夜間痛(横になると痛む)
- 肩の動きがぎこちなくなる
痛みだけでなく、筋力低下を伴うことが特徴ですが、
若い人であれば筋力低下が起こらず、
「なんだか動かしにくいな…」という違和感が
実は腱板断裂だった…という事も少なくありません。
※これらは一般的にみられる症状であり、診断を目的としたものではありません。
腱板断裂の原因
腱板断裂の原因は、大きく分けて2つあります。
▶ 外傷性
- 転倒して手をついた
- 重い物を持ち上げた
- スポーツ中の強い衝撃
▶ 変性(加齢)
- 腱(すじ)の老化や血流低下
- 繰り返される肩への負担
- 微細な肩関節の炎症が悪化
等々、中高年以降では、
痛みの自覚がないまま筋肉やスジが断裂しているケースも少なくありません。
腱板断裂と肩関節周囲炎(四十肩・五十肩)の違い
両者は症状が似ているため、
区別が重要です。
- 肩関節周囲炎
→ 痛みと可動域の制限が主に発生する
- 腱板断裂
→ 痛みに加え、特定の姿勢で筋力が低下したり肩の動きに違和感がある
正確な診断には、画像検査が必要になります。
腱板断裂の診断方法
診断は、症状と検査を組み合わせて行います。
- 症状や受傷機転の確認
- 肩の可動域、筋力テスト
- 整形外科的テスト
- レントゲン検査
- MRI検査やエコー検査
肩の筋肉や腱(スジ)の断裂の有無や大きさを評価します。
腱板断裂の治療方法
治療方針は、
年齢・断裂の程度・生活背景によって異なります。
保存的治療
- 痛みを抑える内服治療
- 物理療法
- 肩関節・肩甲骨周囲のリハビリテーション
- 注射治療
手術治療
- 断裂が大きい場合
- 保存的治療で改善が乏しい場合
- 若年者の場合、断裂が広範囲に及ぶケース
まずは保存的治療から検討することが多いです。
腱板断裂のFAQ
腱板は自然にくっつきますか?
→ 完全断裂の場合、自然治癒は難しいとされています。
リハビリだけで良くなりますか?
→ 症状や断裂の程度によりますが、リハビリも重要な手段となります。
放置するとどうなりますか?
→ 症状が慢性化する可能性があり、動かし辛さが残ってしまう事もあります。
腱板断裂でお困りの方へ
腱板断裂は、
「年齢のせい」「五十肩だと思っていた」
と見過ごされやすい疾患です。
しかし、
痛みや筋力低下を抱えたままでは、
日常生活や仕事、スポーツにも影響が出てしまいます。
- 肩に力が入らない
- 夜間痛が続いている
- 肩の動きが明らかに悪くなった
- 特定の動きで力が入りにくい
このような症状がある場合は、
早めに医療機関で評価を受けることが大切です。
埼玉整形外科スポーツクリニックでは、
診察・検査をもとに、
症状に応じた治療やリハビリテーションを行っています。
肩の痛みや違和感が気になる方は、
医療機関への相談も選択肢のひとつです。
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