突然起こる強い肩の痛みの原因のひとつ「石灰沈着性腱板炎」
「急に肩が激しく痛くなった」
「何もしていないのにズキズキ痛む」
「夜、肩の痛みで眠れない」
「肩を動かそうとすると激痛が走る」
このような症状が突然出現した場合、
石灰沈着性腱板炎が関係している可能性があります。
石灰沈着性腱板炎とは、
肩の腱板内に『リン酸カルシウム結晶(石灰)』という物質が沈着し、
関節周りに炎症を引き起こす疾患です。
特に、前触れなく急激な痛みが出ることが特徴です。
石灰沈着性腱板炎の症状
石灰沈着性腱板炎では、次のような症状がみられます。
- 突然の強い肩の痛み
- 肩を少し動かすだけでも激痛
- 夜間痛が強く、眠れない
- 肩が熱をもったように感じる
- 腕を上げられなくなることもある
特に、急性期(発症直後)の痛みは非常に強いのが特徴です。
※これらは一般的にみられる症状であり、診断を目的としたものではありません。
石灰沈着性腱板炎の原因
はっきりした原因は、
まだ完全には解明されていません。
考えられている要因として、
- 腱板の血流低下
- 腱組織の変性
- 石灰沈着に伴う炎症反応
などが挙げられます。
「重い物を持った」「ぶつけた」などの
明確なきっかけがない場合でも発症します。
石灰沈着性腱板炎と他の肩疾患との違い
急激な肩の痛みは、以下の疾患でも起こります。
- 肩関節周囲炎(四十肩・五十肩)
- 感染性関節炎
- 腱板断裂
石灰沈着性腱板炎は、
突然発症する激しい痛みと
様々な画像検査で肩関節付近に”石灰”が確認できる点が特徴です。
石灰沈着性腱板炎の診断方法
診断は、症状と検査所見をもとに行います。
- 痛みの経過や発症状況の確認
- 肩関節の視診・触診
- レントゲン検査
- エコー検査
- 必要に応じてMRI検査
レントゲンではっきりしない場合は、超音波診断装置(エコー)で、
ほとんどは関節にある石灰沈着を確認できる事が多いです。
石灰沈着性腱板炎の治療方法
治療は、症状の強さに応じて行います。
- 消炎鎮痛薬の内服
- 物理療法による疼痛緩和
- 注射治療(急性期の強い痛みに対して)
- 痛みが落ち着いてからのリハビリテーション
急性期を過ぎた後は、
肩の動きを回復させることが重要です。
石灰沈着性腱板炎のFAQ
放っておけば治りますか?
→ 改善することもありますが、痛みが強い場合は医療機関での処置/治療が必要です。
四十肩との違いは何ですか?
→ 発症の仕方と痛みの強さに違いがあります。石灰沈着性腱板炎は急激に痛むことが多いです。
再発しますか?
→ 体質や状況により再発しやすい事もあります。
石灰沈着性腱板炎でお困りの方へ
石灰沈着性腱板炎は、
突然、日常生活が困難になるほどの痛みを伴うことがあります。
我慢して様子を見ている間に、
睡眠や生活の質が大きく低下してしまうことも少なくありません。
- 突然の肩の激痛が出た
- 夜も眠れないほど肩が痛い
- 腕を動かすのがつらい
埼玉整形外科スポーツクリニックでは、
急性期の痛みへの対応や処置から、
回復期のリハビリテーションまで行っています。
肩関節が急激に痛む様な症状がある場合は、
早めに医療機関を受診し、適切な診察と処置を受けることが非常に重要です。
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