膝が痛い、階段がつらい…「変形性膝関節症」かもしれません
「歩くと膝が痛い」
「階段の昇り降りがつらい」
「立ち上がる時に膝が痛む」
「正座ができなくなってきた」
「膝が腫れて水が溜まることがある」
このような症状がある場合、
変形性膝関節症が関係している可能性があります。
変形性膝関節症は、膝関節の軟骨がすり減ることで、
痛み・腫れ・動かしにくさが出てくる疾患です。
初期は「疲れかな?」程度でも、
進行すると歩行や日常生活に大きな支障が出ることがあります。
変形性膝関節症とは?
変形性膝関節症とは、
膝関節のクッションである関節軟骨がすり減り、
- 膝の痛み(動き始め等)
- 関節の腫れ(水が溜まる)
- 動かしにくさ(可動域制限)
- O脚の進行(足が外に向く)
- 歩行障害(歩くと身体が揺れる)
等々などが起こる疾患です。
膝は体重の負担がかかりやすい関節のため、
軟骨が傷むと痛みが出やすく、悪化もしやすいのが特徴です。
変形性膝関節症の症状
変形性膝関節症では、次のような症状がみられます。
- 歩くと膝が痛い
- 階段の昇り降りがつらい(特に下り)
- 立ち上がり・動き始めに痛い
- 長く歩くと痛みが強くなる
- 正座がつらい、しゃがめない
- 膝が腫れる、水が溜まることがある
- 膝が伸びきらない、曲げにくい
- 膝がギシギシする、音が鳴る
- O脚が進んできた気がする
初期は「動き始めだけ痛い」程度でも、
進行すると安静時や夜間にも痛むことがあります。
※これらは一般的にみられる症状であり、診断を目的としたものではありません。
変形性膝関節症の原因
変形性膝関節症の原因はひとつではなく、
いくつかの要因が重なって起こります。
● 加齢による軟骨の変性
年齢とともに軟骨がすり減りやすくなります。
● 体重負荷(膝へのストレス)
体重が増えるほど膝への負担は大きくなります。
日常生活の中でも、膝は常にストレスを受けています。
● 筋力低下(特に太ももの筋肉)
膝を支える筋肉が弱ると、
膝関節への負担が増えて痛みにつながります。
● O脚・膝のアライメント(骨格)
膝の内側に負担が集中しやすくなり、
内側型の変形性膝関節症が進行しやすくなります。
● 過去のケガ(半月板損傷・靱帯損傷など)
スポーツや外傷で膝を痛めた経験がある方は、
将来的に変形性膝関節症につながることがあります。
変形性膝関節症と間違えやすい疾患
膝の痛みは、変形性膝関節症以外でも起こります。
- 半月板損傷
- 膝蓋大腿関節症(膝のお皿の痛み)
- 靱帯損傷(前十字靱帯、内側側副靱帯など)
- 鵞足炎
- 膝蓋腱炎(ジャンパー膝)
- 滑液包炎
- 痛風、偽痛風
- 腰からの痛み(坐骨神経痛など)
「年齢のせい」と思っていても、
実は別の疾患が隠れていることもあるため、
正確な診察と診断が重要です。
変形性膝関節症の診断方法
変形性膝関節症の診断は、
症状・診察所見・画像検査を組み合わせて総合的に行います。
- 痛みの部位、動作時痛の確認
- 膝の腫れ、熱感、水が溜まっていないか
- 可動域(曲げ伸ばし)の評価
- 歩行や立ち上がり動作の確認
- レントゲン検査(関節裂隙、変形の検査)
- 必要に応じてMRI検査(半月板や軟骨の検査)
- 必要に応じてエコー検査(炎症や水腫の検査)
変形性膝関節症は、
レントゲンで進行度を評価できることが多い疾患です。
変形性膝関節症の治療方法
変形性膝関節症の治療は、
進行度と生活への影響に応じて選択します。
● 保存療法(基本)
- 内服治療や外用薬(炎症や痛みを抑える)
- 物理療法(痛みを感じにくくする)
- 太もも(大腿四頭筋等)のリハビリテーション
- 膝の動き方、姿勢、歩き方の指導
- 体重管理(膝への負担軽減)
- 必要に応じてサポーター、インソールの使用
変形性膝関節症は、
「安静だけ」では改善しにくいことも多く、
リハビリによる負担軽減が非常に重要です。
● 注射治療
症状に応じて、
- ヒアルロン酸注射
- 炎症を抑える注射
などが検討されます。
● 手術療法
保存療法でも改善が難しく、
日常生活に大きな支障が出ている場合は、
手術が選択肢になることがあります。
変形性膝関節症のFAQ
変形性膝関節症は治りますか?
→ すり減った軟骨を元通りにすることは難しいですが、
痛みを軽くし、進行を抑えながら生活を改善することは可能です。
膝が痛い時は歩かない方がいいですか?
→ 状態によります。痛みを我慢して歩きすぎると悪化することがありますが、
適切な運動は膝を支える筋力維持に重要です。
リハビリは効果がありますか?
→ はい。膝の負担を減らす筋力・動作を整えることで、
痛みが軽くなるケースは多いです。
変形性膝関節症でお困りの方へ
変形性膝関節症は、
「年齢のせいだから仕方ない」
「そのうち慣れる」
と我慢されやすい疾患です。
しかし実際には、早い段階で評価して
適切な治療とリハビリを行うことで
- 痛みを軽くする
- 膝の腫れを抑える
- 歩行を安定させる
- 進行を遅らせる
- 将来的な手術を避けられる可能性を高める
ことが十分に可能です。
特に、
- 階段がつらくなってきた
- 膝の痛みが数週間以上続いている
- 膝が腫れて水が溜まる
- 歩く距離が短くなってきた
- 正座ができない、しゃがめない
このどれかに当てはまるなら、
なるべく早めに医療機関(整形外科)で膝の状態を確認することを強くおすすめします。
埼玉整形外科スポーツクリニックでは、
診察・画像評価・リハビリテーションを組み合わせ、
あなたの膝の状態に合わせた治療方針をご提案します。
「膝の痛みが続いている」
そんな悩みが当てはまる方は、
我慢せず、早めの受診を強くおすすめします。
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